WESTSIDE33について

当工房は、初代が興した金属加工業を端緒に、西陣織の糸染めの大きな鍋や、その他様々な業務用の鍋などを請け負い、やがて京都の老舗店から鍛金鍋の発注を頂戴するようになりました。その仕事はプロの料理人の方々から評価いただき、業務用卸の職人として信頼される工房へと成長いたしました。1994年には、これまで培った技術をもとに、卸売のみだった販売方法を見直し、自社のオリジナル製品を展示・販売するギャラリー兼ショップを新たにオープン。三十三間堂の西隣という立地にちなんで「鍛金工房 WESTSIDE33」と名付けました。

鍛金とは、一枚の地金を金槌や木槌で叩き込むことで金属を強く締めながら、柔らかな姿形に創り上げることのできる伝統の技です。槌の跡が美しい鱗模様をまとうのが特長で、一般的には「ゆきひら鍋」がよく知られていますが、昨今、市販されている鍋は機械で模様をつけたものが多くなりました。私どもの製品は大型の鍋からスプーン等の小物に至るまで、ひとつひとつが職人による手仕事。何十種類もの槌を使い分けながら根気よく叩いて丹念に仕上げることで、美しい槌目や端正なフォルムが生まれます。

「いいものは美しいもの」。それが当工房の信条です。その信条に添って職人が日々作り出す製品は機能性と美しさを兼ね備えた優れた道具であると自負しています。製品に施された「茂作」の刻印は自信と誇りの証。プロ仕様のものからご家庭で手軽にお使いいただけるものまで、使い手であるお客様にとって長く愛される道具となることを願って、手間を惜しまず、製品の種類やサイズはバリエーション豊富に揃え、メンテナンスや修理も承ります。

店舗のご案内

店舗外観写真
住所
〒605-0943
京都市東山区大和大路通り七条下る三丁目七軒町578番地
連絡先
TEL:075-561-5294
FAX:075-561-5294
営業時間
10時〜17時
定休日
火曜日 (夏季休業、年末年始休業有)
アクセス
京阪 七条駅から徒歩約6分(三十三間堂西隣)